野球、時々マスコット。

オリックス・バファローズを中心としたプロ野球観戦日記ですが、基本は球場に転がる小ネタと雑感を書きますので、試合の速報性とニュース性は殆どありません。居住地域の関係上、千葉ロッテマリーンズのネタも多く含まれます。 また、タイトルに関連しない雑記もたまに入りますのでご容赦を。

台湾棒球

球春(はる)がきた。

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約ひと月遅れで、やっと球春が到来しました。

勿論、日本の球界の話ではありません。
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的大流行さえなければ、現地で観ていたはずの中華職棒です。

本来なら11日の土曜日に、前年チャンピオンのLamigo改め樂天桃猿と中信兄弟の試合(@桃園)で幕を開ける予定でしたが、惜しくも雨天中止。
翌12日は桃園で樂天桃猿と富邦悍將、台中洲際で中信兄弟と統一の試合が組まれていましたが、桃園が前日に引き続き雨天中止となったため、全世界レベルでの「プロ野球2020シーズン開幕戦」は、
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(※2019年6月撮影)
台中の試合となったのでした。


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嗚呼、哀愁の馬鹿試合(9/4 Lamigo-中信兄弟)

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9月4日 桃園國際棒球場 3,278人
下半期14回戦(GAME203) Lamigo5勝9敗(通期:15勝19敗)
中信兄弟|000 804 030=15
Lamigo|407 010 110=14
【勝】陳柏豪  1勝 1敗 0S
【S】李振昌  2勝 1敗 6S
【敗】黃子鵬  4勝 5敗 3S
◆本塁打
中信兄弟:藥匕 21号2ラン(4回/尼克斯)、王威晨 1号3ラン(4回/尼克斯) 
Lamigo:郭嚴文 12号2ラン(1回/黃恩賜) 、藍寅倫 10号3ラン(3回/官大元)、 陳俊秀 20号ソロ(8回/鄭凱文)

試合は初回から打撃戦の様相を見せます。


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中信兄弟の先発・黃恩賜の立ち上がりを捉えたLamigo打線。


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まず一死2塁から陳俊秀のタイムリーで先制すると、
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朱育賢の内野ゴロで1点を追加した後、
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郭嚴文の2ランも飛び出して一挙4点を奪い、早々に黃恩賜をマウンドから引きずり下ろします。

3回にも、
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誰が何を打ったか忘れてしまうくらいの猛攻で一挙7点を奪い、
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11-0という圧倒的な大差をつけて、試合を決定づけた…と、誰もが思ったはず。


「はず」と書いたということは、このままで終わらなかったのです。



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【速報】伝書人〜でんしょびと〜・ふたたび

台湾に来たからには、やらなければならないミッションがありました。
こちらで預かったマー様のメッセージをきちんと伝えること。
でも、これって結構難易度高いんですよ。

何故かって?

・桃園でLamigoの主催試合が開催される。
・羚小鹿さんがその日に出勤している。

このうちどちらかでも条件が崩れたらおしまいなのですが、それに加えて、

中国語の話し手が要る。
という最大の問題が。
でもワタクシの場合、案外これは簡単。
ネタ拾いに寛容な日英中トライリンガルの相方を持っていたのは、大きなアドバンテージでした。
…普段はそんな風に見えないんですけどねw

で、桃園棒球場に行くまではいいのですが、この日の台北は朝から雨が降ったり止んだりという非常に微妙な天候。それに加えて南の高雄や台南は洪水レベルの大荒れの天気でしたので、いつ雨雲が北上してくるか気が気でない状態でした。
桃園に向かう16時頃まではグズついた天候が続いていましたが、高鐵に乗って板橋を過ぎた頃には日が射してきました。

まず、これで一つ目の条件クリア。

で、我々が陣取った三塁側にその姿はなかったのですが、ビジョンに映った一塁側に小鹿さんの姿が確認できたので、無事条件が整いました。


あとは、いつ決行するか?



…それが最大の問題だったりしてwww


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天使の微笑み(9/3 富邦悍將-統一)〔後編〕

コンコースで食糧を調達しますが、特徴的なのはお茶。
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珍珠奶茶(タピオカミルクティー)を始めとして、街中のティースタンドで売っているようなお茶が、50元(≒170円)と、街中と大して変わらない価格で買えます。
そんなわけで「タピ活」に勤しむことにしましたが…1日1杯が限界ですわw

で、食事のラインナップもいろいろありますが、基本はライトミール。
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んなもんで、今回はピザを選択。
「15分くらい掛かる」とのことですので、恐らく場内で焼いているんだと思います。

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ピザを待っている間に、高國慶のタイムリーで統一が1点を追加し、点差を2点に拡げます。

15分後。
ピザが焼きあがりましたが、最前列の自席まで戻るのが面倒くさかったので、後列の空席に座ってぼんやり試合を眺めながら食べる事に致します。

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相方が別に買ってきたナチョスとともに…完全にメタボ飯ですわw

ピザですが、チェーン店の割には非常にしっかりした作りで、先日食した所沢の「L‘s CRAFT」のピザと遜色ない感じでした。(もっちり系のL’s CRAFTに対して、こちらはクリスプ感が強いですが。)
因みにお値段は129元(≒439円)…やっぱり食事は安いですわ。

…と、食べる方に集中していたところ、
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林益全の2ランが飛び出して富邦が同点に追い付きます。

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続く6回には胡金龍のタイムリーで再び勝ち越した富邦。
スタンドにFubon Angelsが戻ってきて、終盤に突入します。


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天使の微笑み(9/3 富邦悍將-統一)〔前編〕

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9月3日 新莊棒球場 3,089人
下半季14回戦(GAME201) 富邦悍將 8勝6敗(※2019通期:17勝17敗)
統  一|003 010 001 =5
富邦悍將|200 021 001X=6
【勝】陳鴻文 5勝 0敗 17S
【敗】劉軒荅 3勝 1敗 0S
◆本塁打
富邦悍將:林益全22号2ラン(5回/亞力克)、 胡金龍12号ソロ(9回/劉軒荅)
席に着いて落ち着く間も無く、試合は始まります。

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今回取った席は最前列。
目の前にFubon Angelsがやって来るという、ある意味特等席。
普通にチアだけを撮るのなら何の問題もないんでしょうが、試合とチアの両方を撮るワタクシにとっては少々しんどい席だったのです。

だって、
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28mm(※ワタクシ使用の機材はAPS-C機なので、35mmフルサイズで44.8mm相当)でこの距離感、
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75mm(※同・120mm相当)でこれですよ。

望遠レンズなら、焦点距離が短い方の100mm(※同・160mm相当)
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こんなんになりますから、いつものように望遠で全てを賄うのは非常に難しい状況。ということで、レンズ取っ替え引っ替えで臨むことになってしまいました。

…まあ、贅沢な悩みではあるんですが(^^;

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迷い道くねくね〜ご利用は計画的に〜

遅い夏休みを貰い、本年3度目の台湾渡航。
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安定のエバー航空で、今回は羽田から台北松山へ。


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ラウンジ飯と
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機内食で腹を満たしましたが…ラウンジ飯が完全にメタボ食だったので、機内食を低カロリー食にした意味があまりありませんでしたw

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因みに相方はフルーツミール。
…ホンマに果物しかありませんw


定刻より20分早く、14時45分に松山機場にランディング。
そのまま忠孝復興站近くの宿でチェックインを済ませ、荷解きの後に本日の目的地・新莊棒球場へ向かいます。

新莊棒球場へは、台北捷運・中和新蘆線(Orange Line)の新莊站から徒歩で行くのが一般的なルートですが、
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今回は宿から1本で行けるということで、板南線(Blue Line)の新埔站から出ているという「免費接駁車」(無料連絡バス)で行ってみようと思い立ち、
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新埔站の5番出口に降り立ちますが…

バス停、どこ?

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団子より華・2019 〜Passion Sistersで語る試合経過〜(6/6 中信兄弟-富邦悍將)

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6月6日  台中洲際棒球場 3,334人
前期14回戦(GAME104) 中信兄弟5勝9敗
富邦悍將|000 222 010=7
中信兄弟|100 000 210=4
【勝】羅 力 5勝 3敗
【敗】蔡齊哲 2勝 6敗
◆本塁打
富邦悍將: 胡金龍4号2ラン (5回/蔡齊哲)
中信兄弟: 張志豪10号2ラン (7回/羅力)
充てがわれた、というより事前指定していた席が
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まさかの死角だらけ。

ネットに阻まれ、柱に阻まれ、スピーカーに阻まれ…もうどうしようもないので、試合の撮影は諦めて

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Passion Sistersの撮影に専念することに致しましたw

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はじめての台南市立棒球場〔後編〕(6/5 統一-Lamigo)〜暑さユルさでKnock out〜

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6月5日  台南市立棒球場 3,011人
前期14回戦(GAME102) 統一5勝9敗
Lamigo|400 001 120=8
統   一|000 000 000=0
【勝】尼克斯 6勝 3敗
【敗】瑞 安 3勝 1敗
◆本塁打
Lamigo: 林泓育10号ソロ(7回/江承峰)、陳晨威5号ソロ<※ランニングHR>(8回/黃竣彥)
チーム名の表記はおろか、メンバー欄もないスコアボード。
中華職棒の予備知識が全くないまま観てしまうと、誰が誰だかさっぱり解らんような状況に追い込まれます。(直接聞いてはいませんが、恐らく相方はそのクチだったかも。)

因みに統一の攻撃時は選手紹介の画と応援歌の歌詞がビジョンに出ますけど、この辺の環境は、正直他のフランチャイズ(桃園・新莊・台中洲際)と比べると激しく見劣りするのは否めませんね。


さて、肝心の試合ですが、初回から大荒れの展開。
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統一先発・瑞安(Ryan Verdugo)の立ち上がりを捉えたLamigo打線。

無死から
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藍寅倫のタイムリーで先制すると、一死の後
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陳俊秀のタイムリーでもう1点。
続く朱育賢のライト前ヒットで一死満塁としたところで、
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郭嚴文のセンターフライと思われた打球を
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レフトが深追いして撮れず、
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これがタイムリーとなってもう1点追加。
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さらに林立の犠牲フライもあり、
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いきなりLamigoが4点を先制して試合の主導権を握ります。

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はじめての台南市立棒球場〔前編〕〜観戦ガイド2019〜

そのメインイベントはこちら。
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やっとブログタイトルに相応しい話になってきました(苦笑)

統一獅(ライオンズ)の本拠地・台南市立棒球場。
昨年9月は日程の折り合いが付かず、寄ることがありませんでしたが、今回はちゃんと合わせたのですよ。
前日が雨天中止でどうなるかと思いましたが、恐ろしい位の快晴。

これで試合が成立すれば、日台2ヶ国プロ野球現行本拠地コンプリートです!(ちょっと自慢♪)


このブログにしては珍しく、まともなタイトルを付けたのには一つ理由がありまして。
当然、現地に行く前にはいろいろリサーチを掛けているのですが、こと台南市立棒球場についてはネット検索(※日本語サイト)でも殆どヒットがなく、あったとしても数年前の古い情報が大半。
少々おこがましいですが、今後現地を訪れる方の一助になればという思いを込めて書いております。
…でも、テイストは変えませんけどね(笑)


ということで、本編へ。


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また行く台湾〔4〕(11/9 千葉羅-Lamigo)〜世界のロッテ、台湾最強に勝つ〜

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11月9日 桃園國際棒球場 (※観衆データ不明。約3,000人?)
桃園最強Power Series2018第1戦 羅1勝
Lamigo|000 010 000=1
千葉羅|221 100 00X=6
【勝】二 木
【敗】蘇俊羽
◆本塁打
Lamigo:林泓育ソロ(5回/二木)

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所謂「花相撲」ではありますが、2日前に福岡で開催された侍JAPAN対台湾代表の試合でクリーンアップを打った陳俊秀や林泓育、朱育賢がそのままの並びで普通に出場するなど、野手陣はほぼレギュラークラスを用意したLamigo。他方、マリーンズも公式戦並みとはいかないまでも、「来季を見据えた」
(井口監督談)というラインナップ。

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…あ、勿論Lamigirlsも通常営業ですw


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ということで、二木と蘇俊羽の先発で「台湾最強(※CPBL4期連続優勝)」対「世界のロッテ(※PBL5位)」の試合が始まったわけですが…


マリーンズ、普通に強いやん!!!

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外野応援厨→内野カメラ厨と座る席は変われど、勇者青波Bsひと筋45年弱の人。幕張在住の鴎さんによく弄られ、時にメガネを壊されたことも今となってはいい思い出です。コロナ前の一時期、台湾野球のエンタメ性にハマって暇さえあれば台湾飛んでましたが、未だにモノリンガルリーベンレン(※日本語しか話せない日本人)です。
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