野球、時々マスコット。

オリックス・バファローズを中心としたプロ野球観戦日記ですが、基本は球場に転がる小ネタと雑感を書きますので、試合の速報性とニュース性は殆どありません。居住地域の関係上、千葉ロッテマリーンズのネタも多く含まれます。 また、タイトルに関連しない雑記もたまに入りますのでご容赦を。

職業野球(CPBL)

嗚呼、哀愁の馬鹿試合(9/4 Lamigo-中信兄弟)

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9月4日 桃園國際棒球場 3,278人
下半期14回戦(GAME203) Lamigo5勝9敗(通期:15勝19敗)
中信兄弟|000 804 030=15
Lamigo|407 010 110=14
【勝】陳柏豪  1勝 1敗 0S
【S】李振昌  2勝 1敗 6S
【敗】黃子鵬  4勝 5敗 3S
◆本塁打
中信兄弟:藥匕 21号2ラン(4回/尼克斯)、王威晨 1号3ラン(4回/尼克斯) 
Lamigo:郭嚴文 12号2ラン(1回/黃恩賜) 、藍寅倫 10号3ラン(3回/官大元)、 陳俊秀 20号ソロ(8回/鄭凱文)

試合は初回から打撃戦の様相を見せます。


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中信兄弟の先発・黃恩賜の立ち上がりを捉えたLamigo打線。


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まず一死2塁から陳俊秀のタイムリーで先制すると、
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朱育賢の内野ゴロで1点を追加した後、
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郭嚴文の2ランも飛び出して一挙4点を奪い、早々に黃恩賜をマウンドから引きずり下ろします。

3回にも、
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誰が何を打ったか忘れてしまうくらいの猛攻で一挙7点を奪い、
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11-0という圧倒的な大差をつけて、試合を決定づけた…と、誰もが思ったはず。


「はず」と書いたということは、このままで終わらなかったのです。



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天使の微笑み(9/3 富邦悍將-統一)〔後編〕

コンコースで食糧を調達しますが、特徴的なのはお茶。
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珍珠奶茶(タピオカミルクティー)を始めとして、街中のティースタンドで売っているようなお茶が、50元(≒170円)と、街中と大して変わらない価格で買えます。
そんなわけで「タピ活」に勤しむことにしましたが…1日1杯が限界ですわw

で、食事のラインナップもいろいろありますが、基本はライトミール。
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んなもんで、今回はピザを選択。
「15分くらい掛かる」とのことですので、恐らく場内で焼いているんだと思います。

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ピザを待っている間に、高國慶のタイムリーで統一が1点を追加し、点差を2点に拡げます。

15分後。
ピザが焼きあがりましたが、最前列の自席まで戻るのが面倒くさかったので、後列の空席に座ってぼんやり試合を眺めながら食べる事に致します。

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相方が別に買ってきたナチョスとともに…完全にメタボ飯ですわw

ピザですが、チェーン店の割には非常にしっかりした作りで、先日食した所沢の「L‘s CRAFT」のピザと遜色ない感じでした。(もっちり系のL’s CRAFTに対して、こちらはクリスプ感が強いですが。)
因みにお値段は129元(≒439円)…やっぱり食事は安いですわ。

…と、食べる方に集中していたところ、
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林益全の2ランが飛び出して富邦が同点に追い付きます。

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続く6回には胡金龍のタイムリーで再び勝ち越した富邦。
スタンドにFubon Angelsが戻ってきて、終盤に突入します。


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天使の微笑み(9/3 富邦悍將-統一)〔前編〕

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9月3日 新莊棒球場 3,089人
下半季14回戦(GAME201) 富邦悍將 8勝6敗(※2019通期:17勝17敗)
統  一|003 010 001 =5
富邦悍將|200 021 001X=6
【勝】陳鴻文 5勝 0敗 17S
【敗】劉軒荅 3勝 1敗 0S
◆本塁打
富邦悍將:林益全22号2ラン(5回/亞力克)、 胡金龍12号ソロ(9回/劉軒荅)
席に着いて落ち着く間も無く、試合は始まります。

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今回取った席は最前列。
目の前にFubon Angelsがやって来るという、ある意味特等席。
普通にチアだけを撮るのなら何の問題もないんでしょうが、試合とチアの両方を撮るワタクシにとっては少々しんどい席だったのです。

だって、
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28mm(※ワタクシ使用の機材はAPS-C機なので、35mmフルサイズで44.8mm相当)でこの距離感、
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75mm(※同・120mm相当)でこれですよ。

望遠レンズなら、焦点距離が短い方の100mm(※同・160mm相当)
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こんなんになりますから、いつものように望遠で全てを賄うのは非常に難しい状況。ということで、レンズ取っ替え引っ替えで臨むことになってしまいました。

…まあ、贅沢な悩みではあるんですが(^^;

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はじめての台南市立棒球場〔後編〕(6/5 統一-Lamigo)〜暑さユルさでKnock out〜

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6月5日  台南市立棒球場 3,011人
前期14回戦(GAME102) 統一5勝9敗
Lamigo|400 001 120=8
統   一|000 000 000=0
【勝】尼克斯 6勝 3敗
【敗】瑞 安 3勝 1敗
◆本塁打
Lamigo: 林泓育10号ソロ(7回/江承峰)、陳晨威5号ソロ<※ランニングHR>(8回/黃竣彥)
チーム名の表記はおろか、メンバー欄もないスコアボード。
中華職棒の予備知識が全くないまま観てしまうと、誰が誰だかさっぱり解らんような状況に追い込まれます。(直接聞いてはいませんが、恐らく相方はそのクチだったかも。)

因みに統一の攻撃時は選手紹介の画と応援歌の歌詞がビジョンに出ますけど、この辺の環境は、正直他のフランチャイズ(桃園・新莊・台中洲際)と比べると激しく見劣りするのは否めませんね。


さて、肝心の試合ですが、初回から大荒れの展開。
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統一先発・瑞安(Ryan Verdugo)の立ち上がりを捉えたLamigo打線。

無死から
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藍寅倫のタイムリーで先制すると、一死の後
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陳俊秀のタイムリーでもう1点。
続く朱育賢のライト前ヒットで一死満塁としたところで、
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郭嚴文のセンターフライと思われた打球を
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レフトが深追いして撮れず、
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これがタイムリーとなってもう1点追加。
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さらに林立の犠牲フライもあり、
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いきなりLamigoが4点を先制して試合の主導権を握ります。

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本拠地巡礼2019・春〔5〕(4/4 Lamigo-富邦悍將)〜終わってみればいつも通りの…〜

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4月4日 桃園國際棒球場 8,689人
2回戦(GAME15) 1勝1敗
富邦悍將|000 010 100=2
Lamigo|100 030 32X=9
【勝】王溢正 1勝 0敗 0S
【敗】陳仕朋 0勝 2敗 0S
◆本塁打
富邦悍將:王正棠1号ソロ(5回/王溢正)
Lamigo:林泓育2号2ラン(7回/張竣龍)
8,689人という観客数。NPB基準では「閑古鳥が鳴くレベル」の入りかもしれませんが、CPBL基準では比較的入っている方ではないでしょうか。
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試合前のコンコースは身動きが取りにくいくらいの人だかり。
事前にネットで買っていた「Lamigirls観覧席(※)」もほぼぎっちり埋まっており、恐らく試合中は身動きが取れんやろなぁと思って、事前に食料調達をすることに。ここ暫く、桃園の球場飯も食うことがありませんでしたので、ホンマに久々です。

カウンターに指差しできるメニューがあるのを確認した上で、
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こちらの店で「大聖牛腩飯」をドリンクセットで頼むことにしたのですが、悲しいかな、やっぱり発音がままなりません。
話せないのを察したカウンターの兄さんが即座に英語に切り替えてくれて、なんとか事なきを得たレベル。

てっきり「大聖牛腩飯」は日本で言うところの「ぼっかけ丼」やら「どて丼」に近い商品なのかなと思っていましたが、
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出てきたのは牛スネ肉とモツのカレーでした。(…単純にオーダー間違えただけ?)

でも、台湾の牛肉料理故に八角が効いているのがポイント。
最初はおやっ?と思いますが、次第にカレーの風味が勝ってくるので、普通に日本のカレーの感覚で食えます。(因みに日本統治時代の名残か、日式カレーを出す店はそこそこあるようです)
かといって、日本の球場メシのカレーを想像すると、良い意味で裏切られます。(これに近いクオリティーを持っているのは、神戸サブ球場で出張販売していた「おかもとのカレー」くらいでしょうね。あくまでもワタクシが実食した範囲での話ですが。)

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懲りずに台湾〔11〕(9/14 統一-Lamigo〔後編〕)〜気軽に観られぬワンサイドゲーム〜

台湾の大半の球場では、ビジター応援団は外野に追いやられるのが常なのですが、高雄の場合は3塁側の内野がビジター応援席。
Lamigirlsがいないことと、トランペットと太鼓というジャパニーズスタイルの応援方式であることを除けば、桃園で観るのとあまり変わりはありません。
…でも、「球音」そっちのけでガンガン流しまくる応援曲とチアの存在が、中華職棒に於けるホーム応援の最大の魅力でありアドバンテージのように思いますので、「変わりない」というのはちょっと違いますかね(^_^;)



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懲りずに台湾〔10〕(9/14 統一- Lamigo〔前編〕)〜アレルギー反応〜

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9月14日 高雄澄清湖棒球場 3,069人
下半季11回戦(GAME216) 統一7勝4敗 (※2018通季14勝18敗)
Lamigo|002 051 120=11
統  一|004 000 002=6
【勝】史博威  5勝 0敗 0S
【敗】安 狄  1勝 1敗 0S
◆本塁打
Lamigo:林立7号2ラン(3回/安狄)、林泓育5号満塁(5回/安狄)、郭嚴文10号2ラン(8回/傅于剛)
統一:郭阜林17号2ラン(3回/史博威)

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統一・安狄(Andy Van Hekken)とLamigo・史博威(Zeke Spruill)の両美國人(※中国語ではアメリカ=美國)の先発で始まります。

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なんか聞き覚えのある名前だと思ったら、2016年の前半だけ埼玉西武に在籍していたバンヘッケンですか。改めて調べてみましたが、この方も米韓日台と4ヶ国を渡り歩いてるんですね。
一方の史博威も、昨年のオフに一旦Lamigoを退団してMLBのレンジャーズとマイナー契約を交わしたものの、4月に再度Lamigoに戻ってきたという経緯の持ち主。
中華職棒は外国人の契約枠が3枠しかない故に、中途の入退団は日常茶飯事のようです。

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懲りずに台湾〔6〕(9/12 中信兄弟-統一〔下〕)〜荒れそうで荒れなかった後半〜

3年前、イタリア代表が土産物を物色していたコンコースをトコトコ歩きます。

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壁にはPassion Sisters。桃園のLamigirlsといい、チア推しが半端ないですね。
これ、強引に例えると京セラのコンコースにBsGirlsの画像がべったらべったら貼られているようなもんですからね。日本的発想だと人によっては受け入れ難い部分もあるでしょうが、あんまり台湾では関係ないんでしょうかね?

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こんな便當(弁当)屋もあったり、3年前に比べると格段に球場メシのレベルは上がったように思いますが…
やっぱり台中だと
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場外の屋台を選んでしまうんですよね。

前回は焼売でしたが、今回は鍋貼(焼餃子)。
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8個で50元(≒185円)ですからね。やっぱり安いわ。
餃子の王将でお馴染みの?「コーテルイーガー(鍋貼一個)」でオーダーが通るかどうかは知りません(※しょっちゅうネイティブ中国人に間違えられるほど、中国語堪能な相方がいますから、ワタクシの出る幕はないのですw)が、2種類を1箱ずつ購入。

スタンドに戻る最中に、
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中信兄弟の象のマスコット「小翔(xiao xiang)」とすれ違いますが、マスコット大好きの相方は何故か「あの象、怖い〜!!!」と。

真正面から見ると
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こんなんだからでしょうか?


因みに試合の方は、外をほっつき歩いている間に統一が2点を返すも、すぐさま中信兄弟も2点を返し、中信兄弟4点リードで折り返します。
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懲りずに台湾〔5〕(9/12 中信兄弟-統一〔中〕)〜序盤戦〜

 
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9月12日 台中洲際棒球場 2,917人
下半季13回戦(GAME212) 中信兄弟7勝5敗1分 (※2018通季16勝17敗1分)
統  一|000 203 000=5
中信兄弟|031 200 00X=6
【勝】官大元   3勝 1敗 0S
【S】李振昌   0勝 0敗 10S
【敗】羅里奇  10勝 8敗 0S

試合が始まり、Passion Sistersは4名ずつ1塁側と3塁側に陣取ります。
Lamigoや富邦と同様に、ガンガン音響を鳴らしまくるのは変わらないのですが、中信兄弟の場合はそれに加えてホームでもラッパ隊がいるのが特徴。
トランペット5本にトロンボーン2本ですから、PAと合わせるとなかなかの迫力。
日本の応援団のような爆音系ではなく、基本ブラスバンド系の美音なので音質は比較的まろやかなのですが、時々気が狂ったかのようなハイトーン(←褒め言葉)をかましてくるのでなかなか侮れません。

…動画を撮れば良かったのですが、見事に忘れておりましたので、詳細をご覧になりたい方は各自YouTubeで検索してくださいませ。

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ちょっくら台湾〔9〕(7/14 Lamigo-中信兄弟)〜桃猿大敗〜

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7月14日 桃園國際棒球場 11,068人
下半季3回戦(GAME127) Lamigo2勝1敗 (※2018通季16勝6敗)
中信兄弟|303 001 201=10
Lamigo|001 000 001=2
【勝】艾迪頓 5勝 4敗 0S
【敗】王溢正 4勝 5敗 0S
◆本塁打
中信兄弟:藥匕5号2ラン(3回/王溢正) 張志豪17号ソロ(9回/洪聖欽)
Lamigo:王柏融11号ソロ(9回/官大元)

試合はLamigo・王溢正と中信兄弟・艾迪頓(Nick Additon)の先発。
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王溢正はかつてベイスターズに在籍していた左腕で、その名を記憶している方も多いと思います。

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一方の艾迪頓はアメリカ出身で、独立リーグやメキシコ・ドミニカ、果ては韓国ロッテまで、世界各地を渡り歩いているピッチャーのようです。

Lamigoの先発が台湾人というのは公式戦では初観戦で、且つ日本でもそれなりに知られているピッチャーとなれば、頑張って欲しいというのが偽らざる心情だったのですが、どうにも調子がよろしくありません。

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Twitter プロフィール
外野応援厨→内野カメラ厨と座る席は変われど、勇者青波Bsひと筋45年弱の人。幕張在住の鴎さんによく弄られ、時にメガネを壊されたことも今となってはいい思い出です。コロナ前の一時期、台湾野球のエンタメ性にハマって暇さえあれば台湾飛んでましたが、未だにモノリンガルリーベンレン(※日本語しか話せない日本人)です。
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