松山空港からMRT(台北捷運…台北地下鉄と意訳した方が解り易いでしょうか)を乗り継いで宿に向かい、チェックインを済ませて市内散策に出かけます。

まず、日本で予約していた諸々の引き取りをすることに。
肝心のプレミア12のチケットは、宿の近くの7-ELEVEnで受け取ります。
「ibon」という台湾7-ELEVEn独自のシステムを使いますが、使い方は日本のコンビニに置いてある「Loppi」や「Famiport」などと殆ど変わりませんので、そんなにまごつくことはありませんでした。
発券されたレシートを持ってレジに向かい、手数料を支払ってチケットを受け取るまでの流れも日本と同じ。
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ということで、無事受け取りました。

台中行きの乗車券も日本からネット予約しておりました。
今回は敢えて「台湾版新幹線」こと台湾高鐵(HSR)ではなく、台湾鐵路管理局(台鐵/TRA…敢えて日本風に言うなら「在来線」)を使うことにしておりまして、台北駅(台北車站)まで受け取りに行きます。

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駅、でかっ!

駅の規模だけを比較するならば、東京駅や大阪駅といった日本の代表駅の方が圧倒的に大きいのは確かなのですが、吹き抜けのその広々とした空間に圧倒されます。

肝心の手続きですが、自宅で出力したネット予約申込票をパスポートと一緒に駅の窓口で出すだけなので、
結構簡単に受け取れます。
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ひとまず、これで一安心。

特にあても決めないまま、駅前散策を開始します。
こういう時、言葉の壁がないのはありがたいです。(ま、所詮は他力本願なんですがw)
路地裏の露店で
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胡椒餅と焼き小籠包をつまみ、
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その隣にある麺屋で晩飯。
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これだけ食べて、さらにコーラを付けても
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二人で380元(≒1,429円)。非常にリーズナブルです。

そして腹ごなしの散歩中、台北駅の向かいにある新光三越百貨店前を通りかかったら、
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こんな看板が出てまして、見上げてみれば
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ビジョンで野球をやっているではありませんか。
勿論、流れていた試合は台湾−オランダの「プレミア12・台湾開幕戦」。

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ちょっと進むと、百貨店入口前の広場にはテーブルと椅子がセッティングされております。

必然的に足は止まりました。

先発は「陳冠宇」。
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…マリーンズのチェン・グァンユウです。

2回を終わって4‐1でオランダがリードしているという展開だったもんで、非常に盛り上がりに欠けていたのですが、それでも老若男女問わず足を止める人の多いこと多いこと。
劣勢でしたが、唯一盛り上がるのが
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この人の打席。
初回に先頭打者弾を放っていたこともあるんでしょうが、台湾の人にとってはやはり「国宝」なんでしょうね。

それを象徴する出来事がこの後にありました。
イニング間に「クイズとアンケートに答えていただいたお客様にはもれなくコーラとポップコーンの無料引換券をあげます」というアナウンスがあり、その放送をしていた事務局のテントに向かいます。


「日本からの観光客ですけど、参加していいですか?」と聞くと、「どうぞどうぞ」という返事だったので、我々もアンケートを記入することに。
因みにアンケートの内容は、〆2鵑離廛譽潺12の開催場所は?(A.日台共催)台湾ナショナルチームの監督は?(A.郭泰源)今回のプレミア12の優勝チームは?
といった内容でした。

受付にいたお兄ちゃん、「日本人なのになんで中国語話せるの?」と問いかけます。
「学生時代勉強してたんですよ」と答えた相方、続けざまに「私よく野球見るんで(←※嘘つけ!実際に観ているのはマスコットとマエストリだけだろがw)、陽岱鋼の勇姿もよく見てますよ。彼は日本でも大人気で特に女子の人気が高いです。」と話すと、お兄ちゃんの目の色が変わります。
「陽岱鋼!!ぼく大ファンなんです、やっぱり日本でも人気なんですか! カッコいいし、野球は素晴らしい、彼は国の誇りだ!!」と素で熱く語ってくれました。

…このやり取りに加わりたかったんですが、何話してるのか全く分からなかったワタクシはただただ呆然と立ち尽くすしか術がなかったのです。

そんなやり取りの後、
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引換券を受け取り、コーラとポップコーンを貰ってきました。(因みにコーラは常温でした。)

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人は入れ替わり立ち代わりですが、総数は大きく変動せず、回は進んでいきます。
しかし、ここで一つ問題が。
昼間の台湾は28℃くらいの気温だったのが、夜になると一気に18℃くらいまで下がります。
この時のワタクシの服装はTシャツ1枚。肌寒くなってきておりまして、寒さに耐えられなくなりつつありました。
取り敢えず次の陽岱鋼の打席までは頑張ろうと思い、椅子に座って戦況を見つめていると、相方が後ろにいた親子の会話の同時通訳を差し込んできます。
曰く、
息子「寒いよ〜。お腹も空いたし、もうおうちに帰ろう〜!」
父親「ちょっと待ってくれ! もうちょっとで陽岱鋼の打順が回って来るから、それ見てから帰ろう。
   彼は絶対何かやってくれるから!!
もはや「祖国のヒーロー」を通り越して、完全に神格化されているんですな。
個人的にはあまり比較対象に持ち出したくないのですが、日本国内における往年の長嶋茂雄なみの扱いなのかな、という気がしました。

そして迎えた陽岱鋼の第3打席。
スピーカーから流れてくる応援歌は、コールこそ台湾式になっているものの、曲は「北海道日本火腿」で使ってるものと同じ。(←闘将会はOK出したんでしょうかね?)
流石にその応援歌を歌う現地のファンはいませんでしたが、お父ちゃんに限らず周囲の期待感は高まります。

しかし、期待も空しく、陽岱鋼はライトフライに倒れます。
このタイミングで我々もPV会場を後にし、ホテルに戻りました。


残念ながら、現地のファンとワタクシが野球について語る機会はありませんでしたが、野球を愛する台湾の人々に妙に親近感を抱いたPV観戦。初日からなかなか出来ない体験をさせてもらいました。