地下鉄を乗り継ぎ、九龍第二の繁華街・旺角にやってきました。
階段を上って、最初に見えた光景が…護送車の姿。



ちょっと東の方向に歩いたら、
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この数です。
おまけに、護送用に?チャーターしたと思われる観光バスも1台止まっており、非常に物々しい雰囲気。

慌てて撮ったもんで、ボケボケで申し訳ないですが、
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交差点のバリケードの手前に設けられた詰所(と言ってもテントですが)には多数の警官の姿が。

銅鑼灣より遥かに緊張度合いが高まっております。

とはいえ、通行制限が掛かっているわけではありませんので、そのままバリケードの先へ進むことに。




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「我要真普選」というスローガンの垂れ幕がなければ、歩行者天国でフリーマーケットをやってるのではないかと思わせるような雰囲気。

「テント村」の規模は銅鑼灣より遥かに大きく、その長さは500mはあったでしょうか。
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ただ、封鎖しているのは車道だけで、歩道との境界に柵などの仕切りは一切なかったため、おかしな話ではあるのですが非常に開放的でありました。
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物資配給所や救護所(写真左)、図書室のようなものもあり、完全に一つのコミュニティとして成立しているような感じです。ゴミも分別対応になっています(写真右)。

ポスター・看板の類も
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直球勝負もあれば、
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ユーモア全開だったり、中には「レ・ミゼラブル(Les Miserables)」の劇中歌「民衆の歌(Do You Hear The People Sing?)」の歌詞を掲げているもの(写真中段右)もあったりしました。

しかし、銅鑼灣でもそうでしたが、デモにつきもののシュプレヒコールの類は一切なし。テントにいる人々は雑談したり本を読んだりと、皆思い思いの時間を過ごしているように見えました。
他方、ワタクシも人のことを言えた義理ではありませんが、「ちょっとした観光名所」とばかりに記念撮影をする人々も多数おります。
さらに、脇を固めるビル群に目を向けると、店舗の入口で「商売あがったり」と言わんばかりに困惑した表情でテントを眺める各種ショップの店員の姿。
そして、
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この厳戒態勢。


もしかしたら、これが香港情勢の現状の縮図なのかもしれません。
「(返還後)50年は『一国二制度』を維持すると約束したんだから、ちゃんと普通選挙やって、傀儡でないリーダーを選ばせろ!」という民主化推進派。
「てめーらが変に道路封鎖するから、こちとら商売あがったりなんでぃ! さっさとどきやがれ!」というデモ反対派。
「ゴチャゴチャ文句言わんと、お上(中国政府)の言うた通りにせい!」という権力側。
「ねーねー、選挙ってなーに? それ美味しいの??」という、全く無関心な大陸(中国本土)からの越境者。

個人的には普通選挙が行われることを望んでおりますが、単純に善悪で論じるのは非常に難しく、それでいて非常にデリケートな問題だということが、現地を訪れて解りました。

幸い、我々がいた時間帯に衝突が起こることはありませんでした。

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ただ、この先どうなるか解りませんが、武力による解決だけは絶対に止めてほしいと、切に願います。